- 「日常のことぐらい英語で話したい」、
- 「学生の何年間も英語を勉強して、満足に話せない」
と言う話をよく聞きます。
そして、ここに2つ大きな誤解があります。
一つは、
- 学生の頃、英語の勉強はしましたが、英会話の勉強はほとんどしていません。
もう一つは、
- 日常のことを英語で話すのは、ビジネス英語などより難しい場合がある。
ということです。
一般的な日本での英語教育は次のような考えで行われていると感じます。
前提:英会話は基礎的な英語力を身につけ、それを伸ばすことで出来るようになる。
したがって、(学習方法は)…
- 単語数を増やす。
- 発音を覚える。
- イディオムを増やす。
- 文法を覚える。
ということに重点を置きます。
上達の確認は -> 筆記テストで検査します。
英語のレベルをチェックするのは、
- あまり目にふれない単語をどれだけ知っているか?
- 見たことも聞いたことも意味も知らない単語で、特殊な発音をもつ単語を知っているか?
- あまり使わないイディオム、難しい文法構造のテスト
- 例文での間違い探しなどです。
これでは、英語を話せる人は、これらのテストをパスする、ごく一部の人のみとなってしまいます。
出直し英会話では、たくさんの人に英語を話してもらいたいため、次のような考えで行います。
前提:まず、簡単な方法で英語でのコミュニケーションを行う力をつける。楽しさを知ったのち、自力で学習を進めるためのサポートを行う。
したがって、(学習方法は)…
- 日本人と外人の「会話の仕方」の違いを学ぶ、
- 英語のコミュニケーションでのポイントを学ぶ、
- 会話に良く使う単語フレーズを学ぶ、
- 通じるコツや、話し方を学ぶ、
- 言いたいことを英語で表現する方法を学ぶ。
ということを勉強します。
上達の確認は -> 会話の聞き取りや英語での自己表現で確認します。
さらに、
- 英語を使うコミュニケーションが楽しくなったか?
- 「自分でもっと勉強して、もっと話したい」と思うようになったか?
- 自分の得意や苦手が理解でき、勉強法が自分で判断できるか?
などにも注意します。